サロン家具選びのコツって?
ネイルデスク選びはズバリ!ココがポイント!
【幅】
通常作業するのに必要な幅は、最低でも
60cm以上。(人間工学に基づく研究:事務机としての算出)
ライトやサイドの小物類置き場を確保する為に、できれば
75cm以上あればよいのではないでしょうか。
【奥行】
お客様と施術者の距離、自然に手を伸ばしていただける距離を考えた際、一般的に『
45cm』の奥行きがメジャーです。
但し、エステチェアなどのチェアサイドで施術する場合は、奥行き30cm前後でも可能です。
お客様が肘掛経由で手を伸ばされることを考え、高さの調節ができることや、施術者が十分に手を固定して作業することを念頭に入れることが大事。
もちろんチェアサイドでの施術には道具置き場を別途用意するなど工夫が必要です。
【高さ】
デスクは固定式・移動式にかかわらず高さ75cm前後のものが一般的です。
チェアの高さは自由に変えられるものが多いので、あまり気にしなくても良いでしょう
【デスクの作り】
ネイルデスクは通常両サイドから人が入り込む為、一般的な机にされている
ゆがみ防止の補強棒(背面についている渡し棒など)が付いていません。
その為、極力ゆがみを抑えるため、重く重厚な素材のテーブルが主流でした。
最近では軽い素材のものや、合成樹脂で安価におさえられたお手ごろな商品も多数あります。
木材に起因する商品は若干のゆがみが出ることがあるので、
足の部分にフェルトをはさむなどして固定して使用しましょう。
【天板】
ネイルで使用する液体にはプラスチックを溶かしてしまう溶剤や色を落としてしまう物も。
市販の机で代用することは可能ですが、
必ず天板を保護するシート類を使用することをオススメします。
当店で扱うネイル専用のデスク類は溶剤に強い素材を使っている物が大多数です。
専用のトップガラスが取り付けられるタイプもあります。
【棚・引き出し】
机の上にUVライトを置いて施術しますか?
ライトを収納できるスペースがあるタイプの机なら、施術スペースを広くとることができます。
但し、ジェルネイルに慣れないお客様へのライト挿入方法はしっかり説明して差し上げましょう。
机の天板をはさんでの手の移動は、
途中思わぬ場所へのひっかかりが生じることもあります。
その場合はライトを使用する時は取り出し、収納場所として天板下スペースを利用すると良いですね。
また、天板下のスペースはお客様の小物一時置き場としても有効です。
ダストを防ぐ意味も兼ねて携帯やお飲み物置き場としてご案内することができます。
引き出しが付いているタイプなら、できるだけ
スライドレール付を。
ネイル用品は液体や小さなパーツ等、繊細な物が多いはず。
スライドレールが付いたスムーズな引き出しだと、
小物同士のぶつかりも少なく、まっすぐ引き出されるので液体の漏れ防止にもなります。
【床材との相性】
キャスターが付いているタイプだと、固いフローリング材の上で滑ってしまったり、重さや移動で床を傷つけてしまったりすることがあります。
逆にカーペットやソフトマットなどの場合、動かしづらかったり、重みで跡が残ってしまったりというケースも。
キャスターに巻くウレタン素材や、傷防止マットなどを使用し、床材とうまく組合わせましょう。
据置きタイプの物ですと、ゆがみや、重さによる傷付き防止にフェルトマットを使用すると良いでしょう。接地面に使用すると緩衝材として有効です。
【設置する場所】
日が差し込む向きや、
複数のお客様同士の目線が合わない置き方にも気をつけましょう。
マンションの一室で個人サロンをされる場合、大きすぎるデスクのせいでかえってくつろぎ度が下がってしまうケースも。
お部屋に合わせて
圧迫感のないデザインを選びましょう。
【コンセントとの距離】
ネイル施術で意外と欠かせないコンセント。
コンセントの位置をそのまま使用することでお客様からコードが丸見えだったり、施術の邪魔になったり。
できるだけ見えない手元・足元にコンセントプラグを持ってきて、
コードはスマートに最短で。
例):デスクの天板下に延長コードのコンセントを両面テープで固定し、使用する時だけ施術者側へコンセントコードを引っ張って使います(東京都:サロンMさま事例)
家具移動する場合は、コードをなるべくまたがないような動線の確保も必要ですね。
サロンでの椅子選びは快適さが命!
施術の際はお客様の手元に目線を向けます。長時間細かな作業をする為、猫背で見た目が悪くなりがちな作業姿勢。疲れもたまります。
必ず一番施術しやすい高さに調節できることがポイント。
さらにキャスターで移動や椅子の回転が自由になされることでお客様に必要以上な手指の移動を強いることなく、スムーズな施術ができます。
背もたれは特に必要ありませんが、チェアサイド等でしっかりと背を伸ばして手元作業できる場合は、疲れの軽減にもなります。
座面は腰底面をしっかり包み込める大きめな座面が良いでしょう。
必ずしもキャスターや背もたれが必要ではありません。
但し、デスク施術ですと、どうしても施術時、前かがみに重心を移動していただく必要があります。
簡単に体の向きや机に対する腰の位置を変えられることも快適度を上げる要素になるかもしれません。
ご使用になる机との相性を考えて選びましょう。
カウンター式等の限られたスペース施術で無い限りは、背もたれがあると背後を守られる安心感があり、よりリラックスできるようです。
チェアサイドやフットケア施術の場合は、肘掛けの付いたラグジュアリーチェアを使用する方が良いでしょう。
お客様が必要以上に動く必要なく、両サイド、足元を同時に施術することで時間短縮を計ることができます。